母の国使命完遂結団式 1998年1月
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統一教会教団内部ビデオ(1998年1月に撮影)
ナレーター: 1998年1月に埼玉県内で行われた集会の模様だ
垂れ幕:
「国家メシア歓迎」記念礼拝
~母の国使命完遂結団式~
わずかに韓国語訛りの日本語で話す韓国人:
私が持っているこの所有が天のものであるかサタンのものであるか
それをはっきり知らなければなりません。
天のものとして分別しておかなければなりません。
ですから所有権を転換しなければなりません。
所有観念を はっきり はっきり はっきり 悟らなければなりません。
天の側に立つことができないならば
私の先祖すべてを殺す立場になる
私の後孫たちをすべて殺してしまう立場になります。
ナレーター: 韓国経済が破綻した1997年、その翌年行われたこの集会
教祖である文鮮明氏が大きな危機に直面しているとされ
信者一家族ごとに160万円の献金が求められた。
韓国人の男: 今日この時間この誓約書にすべてを書いて
自分の夫の名前 妻の名前 電話番号 所属
そいで自分の所有権の内容 これは自分の名前 名前である
もう自動車から家 ビルディング ビルディング
そして田んぼ 畑 もうすべてのものを全部書きなさい。
韓国人の男: 分かりました?
会衆: ハイ
韓国人の男: 分かりました?
会衆: ハイ
韓国人の男: 大きく答えてください
分かりました?
会衆: ハイ
誰もが歌う: 我はゆくんだ 御旨の道
母の使命を 果たすまで
韓国人の男: ハレルヤー
会衆: アーメン
韓国人の男: ハレルヤー
会衆: アーメン
ナレーター: 韓国から派遣された宣教師が
信者に献金をせまる実態を記録したこのビデオは
元信者が起こした複数の損害賠償請求裁判で証拠採用された。
全国霊感商法対策弁護士連絡会
2017(平成29)年2月16日
弁護士 山 口 広 :
当連絡会は,世界平和統一家庭連合(旧称世界基督教統一神霊協会,以下「統一教会」といいます)による霊感商法被害の救済と根絶のために,1987年5月,全国の弁護士約300名により結成された弁護士の連絡会です。
統一教会について
統一教会が,一般市民に対し,印鑑,念珠(数珠),石板,壺,多宝塔,釈迦塔,人参濃縮液などを先祖の因縁を解放するためなどと欺罔し,畏怖·困惑させて,不当に高い価格で売り付けたり,多額の貸付·献金を強要したりする,いわゆる霊感商法は,当連絡会が集計した被害者の相談だけでも,1987(昭和62)年から2015(平成27)年12月までの28年間に合計約3万3789件,被害合計は約1177億円にのぼっており,現在もなお同様の被害相談が継続して寄せられています(資料1)。
また統一教会は,「真(まこと)のメシヤ」であるとされる故文鮮明(2012(平成24)年9月3日死去)の指示により,「万物復帰」という教義の実践として,日本人信者に対し,強引な資金集めとそれによる献金を,毎月目標額を示して,その達成のための活動を継続させてきました。こうしたいわゆる霊感商法については強い社会的批判があり,再三にわたって献金や物品販売活動,ひいてはその信者勧誘活動についてまで,裁判所において統一教会の法的責任が認められてきたにもかかわらず,統一教会は,今でも霊感商法の手口による人参濃縮液などの物品販売活動や強引な献金強要を止めようとしません。全ての日本人信者が再臨のメシヤとあおいできた故文鮮明の死去後も,その後継者幹部らが,日本の組織に「いつまでにいくらを献金しろ」という過大な指示を出し続けているため,違法な手口による資金集めの活動を止めることができないのです。
念のため統一教会の法的責任が認められた判決が多数ありますので,その一覧を同封致します(資料2)。必要であれば,これらの判決文をお送りしますのでご連絡下さい。これらをご覧になれば判るように,統一教会の伝道や資金獲得活動で用いられる手口が違法であることは,すでに確立された判例となっています。また,こうした統一教会信者の行う違法な行為について,長期間にわたって,各地で刑事上の捜査,摘発がなされ,有罪判決が下されています。近年は特に霊感商法の手口について,特定商取引法違反や薬事法違反などで信者が相次いで摘発されています。その一覧も同封致します(資料3)。
こうした統一教会の手口はマスコミの報道,裁判所の判決等により広く知られるようになり,統一教会にとって従来の手口の霊感商法による資金集めは困難になってきました。そこで統一教会は,その正体を隠して資産を有する高齢者,未亡人,主婦等に近づきビデオセンターに通わせて,時間をかけて説得して献金を強要する外,その所有する不動産を担保に借金をさせて統一教会組織に提供させたり,銀行,サラ金などから借金をさせたりするなどしております。また,これらの正体を隠した違法不当な活動を効果的に展開し続けるために,2015(平成27)年9月にその名称を世界平和統一家庭連合(略称「家庭連合」)に変更しました。ただこの名称変更の認証にあたって文化庁は1年間は「旧統一教会」と明示して正体隠しの勧誘による被害発生抑止を指示しています。
1.当連絡会作成の被害集計表
2.統一協会の責任を認めた判決の概要
3.統一協会信者に対する刑事手続事例
https://www.stopreikan.com/kogi_moshiire/shiryo_20170216.htm
https://www.stopreikan.com/madoguchi_higai.htm
検証・統一教会=家庭連合
─霊感商法・世界平和統一家庭連合の実態
山口広[著]
295-297頁
藤井会長 (当時) からの手紙と三〇〇〇万円の「聖本」
九三年一月十六日、私は、差出人「世界基督教統一神霊協会藤井羑雄」の内容証明郵便を受け取った。当時数十名の霊感商法被害者の被害回復交渉を担当していた私は、当方の返金要求に対し副会長が何か返事をしてきたのかと思いつつ開封した。ところが、文面はおどろくべきもの95だった。手書きの文書だ。統一教会会長兼天地正教会長の藤井羑雄の名義だった。
第一に、神山威から会長を引き継いだ彼は「統一教会会長として良心に従って、信義を守るように誓います。現在までの統一教会の部下の不始末、説明不足、誤解をお許し下さい」という。
第二に、「出来る限り負債額四千億円 (統一教会三千二百億円、天地正教八百億円) を解決」したいが、「根本的に整理し、再出発」するので、「統一教会並びに天地正教の支払いを一時停止」する。「静かに見守り下さい」ともあった。統一教会と天地正教とが実質的に同一であることや四〇〇〇億円の負債を認めたうえで、再出発するので支払いを止めると一方的に宣言していた。
私たちは、一月二十六日、この新会長作成文書について意味を明らかにするよう求める公開質問状を発送した。一月末、統一教会の法人登記上も代表者は藤井羑雄に変更されたものの、藤井氏からの回答はなかった。統一教会の借金のための窮迫ぶりを象徴するできごとではあった。
資料18 東京スポーツ2000年4月8日付
統一教会『霊感商法』の驚がく新事実
̏文鮮明本〟一冊 3千万円
『献金の見返り』と信者に手渡す
更に、二〇〇〇年から二、三年間、日本統一教会のトップである劉大行は、三〇〇〇万円を献金して文鮮明のみことば集である「聖本」をさずかるようにという指示を出しつづけた (資料18)。日本の組織で三六〇〇冊、つまり一〇八〇億円を集めよという「摂理」が末端にいたるまで信者の家計をしぼりあげた。これを達成するため末端で如何にひどい事態が発生したか山ほどの資料がある。ところが二〇〇四年以降には、一冊四三〇万円の「天聖経」なるみことば集をさずかるようにとの新たな「摂理」が下されて信者は苦しめられた。
裁かれる霊感商法
①
統一協会ダミー初公判ヘ
しんぶん赤旗 新聞赤旗
2009年9月1日(火曜日) 【社会 · 総合】 B版 (14)
霊感商法を裁く初の刑事裁判(「新世」事件)が10日、東京地裁で開かれます。被告人は印鑑販売の有限会社「新世」と幹部2人。世界基督教統一神霊協会(統一協会)のダミーです。正体を隠して人々に接近するのが統一協会の手法。健康食品、仏具、宝石店やボランティアを装うことも。裁判が、どこまでその構図に踏み込むことができるのか―。 (柿田睦夫)
「新世」は主にJR渋谷駅周辺で活動。通行人に声をかけ、運命鑑定と称して事務所に誘い、「あなたは転換期」「先祖因縁があり、このままでは不幸になる」と脅し、「因縁転換のために」などと言って印鑑3本セッ卜を16万~120万円で買わせていました。
鍵を紛失すると「それは神の忠告。献金するしかない」と言われたり、家系図鑑定で数百万円払ったという例も。2000年以降、約2000件、6億7000万円を稼いだとみられています。
捜査で、「新世」が統一協会の集金担当部門であり、社長の田中尚樹被告が教団幹部に営業報告をしていたことも分かっています。
「新世」は販社(店舖)と呼ばれる教団の末端組織。日本統一協会は本部(渋谷区松濤)の下に、全国を十数地方に分けた「リージョン」、その下に「教区」、「教域」があり、「新世」は都内8教区のうち「南東京教区」に所属しています。
▲ 記者会見で「事件の全容解明」を求める全国弁連=7月28日
全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が被害相談を通して掌握している販社は全国で240店余り。印鑑、薬品、宝石、絵画、和服…と、さまざまな看板を出していますが、すべて統一協会の偽装(ダミ―)組織。入り口で扱う商品は違っても、そこ から先は「新世」と同じコースをたどります。
これまで霊感商法の刑事事件は、略式の罰金どまり。公判廷で裁かれるのは今回が初めてです。被告人側は犯罪の組織性や金の流れの解明を避けるため、起訴事実はすべて認めて早期結審に持ち込む狙いとみられます。全国弁連事務局長の山口広弁護士は「事件の背景を解明することが司法の責務だ」と指摘しています。 ________________________
「新世」事件
警視庁公安部は6月、統―協会渋谷教会(東京・渋谷区)、同豪徳寺教会(世田谷区)などを捜索し、印鑑販売会社「新世」の田中尚樹社長、古沢潤一郎取締役と女性販売員3人を特定商取引法違反(威迫、困惑)容疑で逮捕。東京地検は7月、「新世」と田中、古沢の両被告を起訴。残る3人は略式で罰金刑が確定しています。
(つづく)
2009年9月2日(水曜日)【社会 · 総合】 B版 (14)
裁かれる霊感商法
②
真の狙いは「信仰」教育
印鑑販売「新世」の田中尚樹被告らの霊感商法が統一協会の組織的活動だということと、その真実の狙いは何かということを示す有力な物証があります。
2002年末から03年1月ごろ、統一協会東東京教区であった内部学習会の受講メモ。金国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が入手しました。
東京・江戸川教会の壮婦(壮年の女性信者)約30人が受講。講師が田中被告でした。田中被告は渋谷区などを管轄する南東京教区所属。それが東東京教区で講師をした のは、「新世」での実績を評価されたからと、金国弁連はみています。
受講メモによると、田中被告が強調したのは「(印鑑の)販売以前に、私達は宗教家であり、伝道者である」こと。印鑑を買わせるのは「種植え」であり、「いかに良い種を植えるか、良い動機の種を植えたら信仰教育。難しい事はいらない」と教えています。
運命鑑定で心をつかんで物を買わせ、洗脳教育施設であるビデオセンター(力ルチャ―センターを装うことが多い)に入れる。さまざまな名目で献金をさせ、夫復帰(夫を入信させる)や万物復帰、祝福などを体験させ、「前線部隊」に編入…。霊感商法の「被害者」を新たな「加害者」に仕立て上げるカリキュラムです。
カリキュラムに出てくる「万物復帰」は統一教会の重要教義。サタン(悪魔=一般市民)のもとにある財産を本来の所有者である神(文鮮明教祖)に「復帰」させるのだからどんな方法でも救いの行為になる…と、霊感商法も合理化します。
同じく「祝福」は、教祖との「血分け(セックス)」を象徴する集団結婚(合同結婚式)のこと。既婚者は「既成祝福」に出させます。
霊感商法は「万物復帰の活動」であり、「宗教活動ないし布教活動の一環」(1999年9月広島高裁岡山支部)民事裁判ではこのような判決が何回も出ています。
「起訴された『新世』はそんなに目立つ存在ではなかった」と金国弁連の山口広弁護士。全国弁連に持ち込まれた被害相談は「新世」を含む東京の販社(統一協会の店舗)だけで08年に4355万円、09年は6月ですでに3673万円に達しています。
(つづく)
2009.09.03 日刊紙 14頁 社会
裁かれる霊感商法
③
偽装で社会に潜り込む
統一協会は「偽装(ダミー)集団」です。偽装は霊感商法の販社(店舗)だけではありません。さまざまな偽装で市民社会に潜り込んでいます。
「たんぽぽ」。東京・足立区のボランティアサークルです。中国やフィリピンの小学生支援名目の募金活動、荒川河川敷の清掃奉仕、区内の祭りや催しへの協力…。その活動に参加する区議会議員もいます。
「たんぽぽ」の事務所は同区千住のマンションにあります。外階段で2階と地下1階に行ける構造で、2階にあるのが統一協会「足立教会」。サロン風の地下1階はビデオセンターと呼ぶ洗脳教育施設。3階と10階にも関連施設があります。
足立教会は北東京教区の拠点。婦人部、青年部や販社があり、「たんぽぽ」もその一つです。
「たんぽぽが協力した催しで、主催者から感謝状をもらったこともある」と言うのは、04年に入信し06年に脱会するまで同教会の通教組織「びぎん」に所属していた女性。
通教とは、入信後も市民生活をしながら統一協会の活動をすることで、「びぎん」には160人が所属。美容師や保育士、医師、看護師、教師らもいたそうです。
「手相を見せてください」と声をかける街頭勧誘。「真の家庭連合」の名で地域のフェスティバルに参加。選挙で自民党系や民主党候補の運動員として駅頭に立ったこともあったといいます。
霊感商法の販社と協力して宝石展や着物展を開催。宝石展では700万円の売り上げ目標を達成したそうです。
「たんぽぽ」の奉仕活動には、行事案内を見た一般の青年や主婦の団体が加わることもありました。この人たちに共感を広げ、統一協会のセミナーなどに誘うのも活動のひとつでした。
ボランティアを偽装する全国組織は「野の花会」や「しんぜん」。数人がワゴン車に寝泊まりしながら戸別訪問で珍味売りやニセ募金に歩きます。関係者によると、1日の売り上げは4~5万円。1人で月に100万円にはなるそうです。
大学でサークルの名で活動する原理研究会、世界平和女性連合、国際救援友好財団からリトルエンジェルスやユニバーサルバレエ…。すべて統一協会の偽装組織です。
(つづく)
2009.09.04 日刊紙 14頁 社会
裁かれる霊感商法
④
信者に引き込む「因縁」
「裏トーク」。狙った相手を霊感商法に引き込み、さらに信者に仕立て上げるトークマニュアルです。別名「因縁トーク」。
まず、ビデオセンターなどで「霊界」を実感させます。テレビのスピリチュアル番組も小道具になります。その上で、トークはこんな筋書きです。
▽ 人生には母体の中の胎中生活、地上生活と、永遠に続く霊界生活があり、80年前後の地上生活は霊界に行く準備期間である。
▽ 霊界には天国、中間霊界、地獄があり、どの霊界に行くかは地上での生き方で決まる。天国は「二人の国」の意味であり、地上で「真の愛を完成した夫婦」(つまり集団結婚参加者)が行ける。
▽ 地獄に行った者は自力で上の霊界に行くことができない。「地上で犯した罪は、地上で償わなければならない」からであり、地獄の霊は「地上の子孫に救いを求めてきます」(統一協会誌『グラフ新天地』08年10月)。
2代、3代とさかのぼれば先祖は大勢います。生前、統一協会の教えを受け入れず、地獄に行った先祖を霊界解放(救済)しないと自分や家族も不幸になる。仏教の「先祖供養」は慰めにすぎない。そこで統一協会の霊能者が登場し、「氏族のメシアであるあなたが、血と汗と涙のすべてを天(文鮮明教祖)にささげなさい」と教えます。
マインドコントロールの状態にある信者は地獄の先祖を救い、自分の地獄行きを避けるためひたすら献金し、霊感商法に励むという筋書きです。
統一協会は信者にさまざまな名目で献金の摂理(指示)を出します。
「聖本」と呼ばれる文鮮明説教集は一冊3000万円。これを買わせるのも神の特別の許しをもらう「特赦」の課題です。
元信者が損害賠償を求めた民事訴訟(札幌地裁)で、原告側が提出した証拠のなかに「聖本愛国特赦路程」(00年2月27日~4月20日)という内部文書があります。
4月14日時点の「聖本勝利数」は北海道3教区で11冊。原告代理人の郷路征記弁護士によると、これが販売実績。11冊で3億3000万円です。
「聖本の意義」という内部文書にはこう書かれています。
「日本列島全体を売ってでも勝利しなければならないのが今回の『40日特赦路程』であり『聖本』摂理である」 (つづく)
2009.09.05 日刊紙 14頁 社会
裁かれる霊感商法
⑤
被害1兆円芽つむとき
「新世」グループ起訴直後の7月、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が「霊感商法110番」を開設しました。4台の電話は鳴りっ放し。3時間で受けた相談は39件で被害額は2億円(うち統一協会26件1億7000万円)。
「予想以上。潜在的な被害の多さを改めて痛感した」と、山口広弁護士が言います。
全国弁連がまとめた全国の被害相談件数は2008年で1510件37億円。弁連結成の1987年からの総計は3万件1060億円に達します。
これは「だまされた」と気付いて相談を持ち込んだ数。氷山の一角にすぎません。実際の被害はどれほどのものか。
07年5月1日付の統一協会の内部文書があります。この日に全国72の教区から本部に納金された金額の一覧表です。
全国1位は西広島教区で9800万円。西東京7600万円、兵庫6780万円…とつづき、最下位の岩手教区でも260万円。何日かけてこれを集めたのかは不明です。
95年に入信し07年に脱会した男性が裁判所に出した陳述書と内部文書があります。98年以降、九州のある県(県全体で1教区)で総務を担当。リージョン(方面本部)を通して本部が指示した金額を傘下の教域に振り分け、集まった金を本部に送金する係でした。
送金先は統一協会本部の近くにある関連ビルで、当時の受取名義は「〇〇銀行小山田秀生」。94~95年と01~06年の2回、日本統一協会会長を務めた人物です。5000万円の札束をリュックに詰めて本部まで運んだこともあるそうです。
裁判所提出資料のなかに、04~06年にこの県が献金や霊感商法で集めた月別集計表があります。04年1年間に本部に送金した金額は13億1400万円。05年12億円、06年7億7000万円。別の資料によるとこの県の送金実績は全教区の下から5分の1程度。それがこの金額です。
霊感商法が社会問題化してから30年近く。「実際の被害は1兆円をこすだろう」と全国弁連の紀藤正樹弁護士。初の刑事裁判を前にした記者会見でこう指摘しました。
「遅すぎる捜査だが、ここで被害の芽をつまなければならない。国の放置責任が問われる段階にきている」 (おわり)
旧統一教会に賠償命令 違法勧誘、東京地裁
2020.2.29 00:54 社会 裁判
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者から違法な勧誘を受けて多額の献金をさせられたとして、東京都に住む元信者の60代女性が約520万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、家庭連合と信者に約470万円を支払うよう命じた。伊藤繁裁判長は「女性は信者から、亡くなった夫や長男が地獄で苦しんでいるとの不安や恐怖心をあおられ続けており、献金の要求は社会的に相当な範囲を逸脱した違法な行為だ」と指摘した。家庭連合には信者の使用者責任があるとした。
信者は約200万円を返金し、女性がその他の請求はしないとの内容で提訴前に合意したと反論したが、判決は「意思を確認せず、何の説明もなしに請求権を放棄させるのは、公序良俗に反し無効だ」として退けた。
https://www.sankei.com/affairs/news/200229/afr2002290002-n1.html
Shocking video of FFWPU / UC of Japan leader demanding money