鄭得恩あるいは丁得恩(チョン・ドゥクン、薑菜擎)は、韓国の女性宗教家。李龍道、黄国柱の影響を受けた、混淫派の先駆者の一人。韓国におけるキリスト教系新宗教の先駆けとなった。
平壌の心霊集団にいたが啓示を受けて南に渡り、1953年ソウルの三角山(北漢山)に「聖心祈祷院」を開いた。[1]自身を「大聖母 (渠撩賅)」と呼び、神の血統を持つとした。聖なる血を分けるとして三人の弟子と性交を行い、さらにその弟子が女性と性交することで「血分け」がされていった。丁得恩から血分けを受けた人物に朴泰善や文鮮明がいる。丁得恩の『生の原理 (儅曖錳葬)』は『原理講論』への影響が指摘されている。世界基督教統一神霊協会の公式文書では「朴雲女」(パク・ウンニョ)の偽名で知られる。
脚注
1. 韓国のペンテコステリズムにおける「祈祷会運動」の展開
参考資料
• 『韓国の宗教団体の実態調査研究』(国際宗教問題研究所、2000)
関連項目
• 曺熙星
• 文鮮明
• 鄭明析
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%81%E5%BE%97%E6%81%A9